2025年は第二次世界大戦終結から80年を迎えます。79年前の1944年春、高橋村(現在の但東町高橋地区)から約500名が「第十三次大兵庫開拓団」を結成し、当時日本の支配下にあった「満州国」に移住したことを皆さんはご存じでしょうか。
彼らの入植地は、かつてモンゴルの人々が牧草や魚の採取地としてゆるやかに利用していた地域で、18世紀半ばから満州人や漢人の入植が始まり、土地をめぐるせめぎ合いも起こっていました。この地に入植したのが「大兵庫開拓団」であり、1945年8月、「満州国」へのソ連軍の侵攻を受けて逃避行をはじめた約300名が集団自決をする悲劇が生まれます。
本展では、この地にくらしてきた現住諸民族の歩みに注目するとともに、高橋村の開拓団が入植した経緯とその生活について、資料と写真からあらためてふり返ります。
- 但東
第95回企画展 旧高橋村『大兵庫開拓団』が入植した地にくらした人びと―モンゴル遊牧民、漢人農民そして日本人開拓農民―
- 展示
詳細情報
- 日時
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2025年9月13日(土)~12月9日(火) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 場所
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日本・モンゴル民族博物館 企画展示室 豊岡市但東町中山711
- チケット購入
- 一般500円/高大生300円/小中生250円
- お問い合わせ
- 日本・モンゴル民族博物館
TEL:0796-56-1000
メール:monpaku@city.toyooka.lg.jp
- その他
- 水曜日休館