第74回豊岡市美術展
[敬称略、原則五十音順]招待・一般・高校の部
絵画
審査員:熱田 守、内藤 絹子
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招待の部 招待優賞
スペース(混沌)
一見、抽象画の様に見えますが、静物画にも風景画のようにも見えます。よく見ると、下部三分の一ほどに横ラインが微かに見え、大地に樹、テーブルの上に花瓶が置いてあるように見えたり、細部を見ると次々とイメージが変化する不思議な感覚を体験しました。 (内藤)
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一般の部 市長賞
静寂
水彩絵具で丁寧に描かれた二玉の白菜は、厳しい寒さを越え、苦楽を共にした夫婦のように見えました。インパクトがあり、背景も含めて重厚感があり、大変品があります。身近にある食べ物に感謝の表れと、貫禄を感じました。 (内藤)
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高校の部 市長賞
私
熱心に本に向かっている少女の思いでしょうか、魚や食べ物、動物等が舞い、観る側に様々な想像をさせます。描写がうまく、よく見ると所々モノクロームに処理されているのが感心な秀作です。 (熱田)
書道
審査員:森嶋 隆鳳
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招待の部 招待優賞
小説家
自詠の言葉を書いた調和体作品。優しい気持ちが伝わってきます。行書を中心に漢字と仮名が調和し、自然な行の流れ、字間、行間の余白が美しい。更なる発展を期待します。
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一般の部 市長賞
楊基詩
多文字を縦四行にまとめた優秀作品。行、草書を巧みに駆使し、縦への自然な流れ、横への拡がりを試みている。文字の大小、潤渇の変化が絶妙で緊張感のある余白を生み出しています。
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高校の部 市長賞
臨張瑞図
張瑞図の特長を良く表現しています。字形・文字の大小と共に、字間・行間の余白もとても美しいです。今後も好きな古典をしっかり臨書をしていきましょう。
写真
審査員:池本 喜巳
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招待の部 招待優賞
えんそく
写っているものを見たときに、昔撮った写真だと感じました。撮影者の子供さんに対する想いみたいなものが感じられる作品に仕上っています。
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一般の部 市長賞
真の平和
皆さんは意外に思われるかもしれませんが、「絵画で描けるような風景は写真で撮る必要がない」というのが、60年写真をやってきた私の信念です。その点、この写真はおじいさんと娘さんの生活の一瞬が切り取られています。さらにこの写真には風が写っています。何気ない日常のひとコマですが、見れば見るほど様々なイメージが浮かんでくる作品です。
彫刻・工芸
審査員:森野 彰人、松井 紫朗
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招待の部 招待優賞
丹波の匠
的確に対象物を捉える技術に加え、人の顔に現れる、経験、歴史といった時間を見事に表現しています。 (森野・松井)
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一般の部 市長賞
寝起き
くつろいでいる犬が飼い主に気付き、何か期待する。そんなやりとりの瞬間が見事に捉えられています。加えて木を素材とする彫刻技法、着色が見事に融和した作品になっています。 (森野・松井)
児童・生徒の部[推薦作品]
図画
審査員:熱田 守、内藤 絹子
- [総評]
- 自由でのびのびとした作品、色々な技法を使った作品等が多くあり、審査するのが楽しかったです。
今の純粋な気持ちを大切にしつつ、これからも多くのことを学び、成長していってほしいと思います。 (熱田)
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キッズDay 徒競走、まけないぞ!
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ザリガニ
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はえをつかまえた!
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つかまえた!
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ひまわりとチョウチョ
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カニとうちゅうにとんだよ
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わたしのすてきなかさ
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ジンベエザメと大ぼうけん
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明るい海のせかい
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夜の姫路城
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虫たちのパーティ会場
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おいしいトマトが育ったよ
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バッグから、飛び出せ、車! 夢の世界へ!!!
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カメレオン
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接戦
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読書の旅に出かけよう
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宇宙をわたる船
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おこった雷神
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ぼくの好きな風景
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小学校生活最後の教室
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私の好きな風景
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思い出の場所
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存在
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冬支度
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車奏
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三原色から広がる世界
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いつもの帰り道
習字
審査員:森嶋 隆鳳
- [総評]
- 小学校の部は、低学年ではていねいに力強く、のびやかに子どもらしく書かれた作品が多く見られ、感心しました。高学年では、力強さと同時に用紙に上手くまとめられた美しい文字が目につきました。中学生では1/8用紙に行書で書かれた作品が多く、よく練習されているのが窺えて嬉しく思いました。
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千
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王
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にじ
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星
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手
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里
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馬
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歩
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花
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水圧
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圧力
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雪山
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成功
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大志
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大きな夢
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地球
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前進
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永遠
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大志を抱く
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輝ける未来
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至誠動天地
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創造の喜び
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秋の虫星月夜
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至德照天地
特別招待の部
書道
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心のうち
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梅堯臣詩
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あかねさす
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白鳥省吾『城の崎温泉の蟹鍋』より
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富士山
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杜審言詩
彫刻・工芸
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風ニモマケズ





































































